Luckin Coffee(ラッキンコーヒー)とは?
皆さん、中国のコーヒーチェーンで急速な勢いで成長した会社です。中国版スターバックスといわれ、中国の国内ではスターバックスより多く店舗をもっています。
しかし、多額の粉飾決算が発覚し、NASDAQの上場廃止となった。また、SEC(米証券取引委員会)に約180億円の罰金を支払って和解した。
※粉飾決算=架空(うそ)の売上を計上して業績を偽ること。
2021年2月7日、米連邦破産法第15条の適応の申請を行い、財務改善や債務整理を図る。約3600店舗の営業は続けるとのこと。
つまり、完全に倒産したということではなく、あくまで会社としては存続している。実際に、春節の売上高は、前年比の7倍となっていて好調ぶりを見せている。
最近、新たに270億円の資金調達を行い、評価額が一気に760億円暴騰するなど注目を集めている。
そんな、Luckin Coffee(ラッキンコーヒー)はどのような会社なのか見ていきましょう!
基本情報
正式名称 :Luckin Coffee Inc.
創業日 :2017年
創業者 :ジェニー・ジヤ・チェン(Jenny Zhiya Qian)
社長(CEO):ジニー・グオ(Jinyi Guo)※2021年4月5日現在
本社 :福建省/中国
事業内容 :コーヒーチェーン/飲食業
応用情報
取引所:非上場 ※NASDAQは2020年に上場廃止
コード:–
時価総額ランキング:—
スポット株価:—
配当金:—
配当利回り:—
主要株主:銭 治亜/陸 正耀
創業から、2年あまりで中国で4500店舗以上を展開し、急成長した。2019年5月に、アメリカNASDAQ市場へ、上場を果たした。中国最速のNASDAQ上場企業となった。
しかし、2020年5月NASDAQ上場廃止となった。
今回の問題
ラッキンコーヒーは、急成長すると同時に多額の赤字を出していた。多くの資金調達や、NASDAQ上場でそれを補填してきたが、300億円を超える不正な売り上げを計上していたことが、告発された。
その後、ラッキンコーヒーの株価は90%近い暴落をまねき、NASDAQから上場廃止通告をうけた。それから、ほどなく上場廃止が正式に決まった。
この問題がきっかけで、中国企業がアメリカなどで資金調達するのが厳しくなったという説もある。
最後に
博打の勢いで成長したラッキンコーヒーだったが、粉飾決算で一転し倒産の危機にある。会長とCEOは解任されてしまった。
アメリカの法律事務所が株主を代表して大規模な裁判を起こすとの報道もあった。
ラッキンコーヒーは、生き残れるのかどうか不明でしたが、今回の大型資金調達によって当面は問題なさそうといった感じです。
不正会計問題の発覚した際にも、店舗では通常通りの営業が行われており、現在も中国国内も店舗では営業が続けられている。
この記事が何かの参考になったらうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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