エーザイとは?
世界初のアルツハイマー型認知症治療薬を開発したエーザイを見ていきたい。アデュカヌマブと呼ばれる治療薬は、アメリカのバイオジェンと共同開発した。
新型治療薬は、年間売上が100億ドル(1兆1000億円)以上を見込んでいる。今、最も注目されている製薬会社。
アメリカが治療薬の承認を発表してから、株価も連日、ストップ高となっている。
エーザイは、「ヒューマン・ヘルス・ケアのエーザイ」というCMでおなじみの会社だ。チョコラBB、セルベール、イータックといった大衆薬をつかっている方も多いだろう。
そんな、エーザイはどのような会社なのか、見ていきましょう!
基本情報
正式名称 :エーザイ株式会社/Eisai Co., Ltd.
創業日 :1941年
創業者 :内藤 豊次(ナイトウ トヨジ)
社長(CEO):内藤 晴夫(ナイトウ ハルオ)※2021年6月9日現在
本社 :東京都/日本
事業内容 :製薬
応用情報
取引所:東京証券取引所(TSE)/ニューヨーク証券取引所(NYSE)
コード:4523
主要株主:—
注目の新型治療薬・アデュカヌマブとは?
日本には、65歳以上の認知症患者は、602万人いて、その半数以上がアルツハイマー型といわれている。(出典:厚労省の統計)
今までは、進行を遅らせる薬はあるが、明確な治療薬はなかった。高齢化がすすみ認知症患者が増えている中で治療薬への期待が高まっていた。
アデュカヌマブは、アルツハイマー型認知症の原因物質の1つ「アミロイドβ」を減少させる効果をもつ治療薬。
臨床試験でも、治療薬によってアミロイドβが減少していることを確認した。
ただし、アメリカのFDA(食品医薬品局)は追加の臨床試験の結果しだいでは、承認を取り消す可能性もあるとしている。
まとめ
エーザイは、日本の大手製薬会社の1つ。国内の売上高は6459億円(2021/3期)で6位。
チョコラBBなどの大衆薬で、一般的にも知られている会社。病院でつかわれる抗がん剤など、幅広い薬の開発を行っている。
アメリカで承認されたアルツハイマー型認知症の治療薬が売上高に大きく影響すると期待される。
エーザイのCEOは、「日本でも、100万人に投与の可能性がある」と述べている。日本で早期の承認をめざす。
今や、高齢者の6人に1人が認知症患者といわれ、治療薬の開発は期待の星だ。アルツハイマー型認知症の治療に活躍されることを期待したい。
この記事が何かの参考になったら嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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