花王とは?
皆さん、こんばんは!日本で30年以上連続して、増配している会社をご存じですか?しかも、日本にはたった1社しかありません。
それは、大手化学メーカーの花王です。
増配:株主に還元する”配当金”を増やすこと。
つまり、30年以上安定して利益を出し続けていて、利益の額も増えている会社ということになります。
30年以上ということは、2000年のドットコムバブルや2009年のリーマンショックといった経済危機といわれるときにも、利益をしっかりだしていたことになります。
2020年3月期の決算は、減収減益となってしまいましたが、30期連続の増配される見通しです。
決算:定期的に株式会社が発表する、売り上げ、利益、損失などの発表のこと。
そんな、花王はどのような会社なのか、見ていきましょう!
基本情報
正式名称 :花王株式会社
創業日 :1940年
創業者 :長瀬 富郎
社長(CEO):澤田 道隆(さわだ みちたか)※2020年11月30日現在
本社 :東京都/日本
事業内容 :化学製品製造販売
応用情報
取引所:東京証券取引所
コード:4452
時価総額ランキング:20位
スポット株価:7900円
配当金:140円
配当利回り:1.71%
花王の決算からみる、花王の強み
最終的に減収減益となってしまったものの、2020年3月期の花王の決算は、純利益が0.9%増とわずかではあるが、プラスであった。他の大企業たちが、大赤字や下方修正しているなかであっても花王は強かった。
コロナウイルスの影響で、インバウンド(観光客)需要が激減したことで、化粧品の売り上げは減少した。しかし、衛星関連のハンドソープや消毒液が売れて、化粧品の分を帳消しにできた。
このように、花王が得意とする商品は、生活必需品のものが多いので、他の業種にくらべて安定した利益を得ることができる。
最後に
たとえ、パンデミックとよばれる世界的に流行する感染症が広まろうとも、盤石であった花王。
コロナウイルスによる、消毒液などの衛生用品の特需は、しばらく続くでしょう。スマホ決済サービスの「PayPay」とタッグを組んで、大幅な還元を行うなどの取り組みも行っています。
アメリカでは、連続増配が25年以上続く会社は数多くありますが、日本の連続増配トップの記録は、どこまで伸びるのでしょうか。今後の花王に期待してきましょう。
この記事が何かの参考になったらうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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