2021 世界でわずか7社 時価総額1兆ドル企業のすごさ

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1兆ドル企業の概要

2021年10月現在、世界には1兆ドル(114兆円)の時価総額(企業価値)を超えた会社が7社ある。

トップはiPhoneで有名なApple。時価総額は2兆ドル(228兆円)を超えている。Microsoftも時価総額が2兆ドルを超えるIT企業だ。

その他に、サウジアラビアの世界最大の石油会社のサウジアラムコ、Googleの親会社のAlphabet、EC大手のAmazonが続く。

さらに、2021年10月25日に新たな1兆ドル企業が誕生した。それが、電気自動車メーカーTeslaだ。

SDGsの取り組みや二酸化炭素の排出を減らす世界的な取り組みを追い風にして急成長している会社。

2020年7月に世界一の自動車メーカーであるトヨタ自動車の時価総額を抜き、またたく間に1兆ドルの価値がついた。

また、現在は株価の下落で時価総額が1兆ドルを下回っているが、SNS大手のMeta(旧 Facebook)も2021年6月に1兆ドルを超えた。

全7社中6社が米国企業と圧倒的にアメリカが強さを見せている。そんな、1兆ドル企業の全7社を比較していく。



Apple、Microsoft、サウジアラムコの3社は、すでに時価総額2兆ドルを超えている。

Apple

業界のカリスマ的な存在のスティーブ・ジョブズ氏が創業した。

iPhoneやiPad、Macなどのデバイス、iOSなどのソフトウェアの両方をつくる企業。自社工場をもたないファブレス企業という特徴がある。

世界で最も知名度があるブランドの1つとして、各国で圧倒的なブランド力をもつ。

業界随一の利益率を誇り、Appleはスマートフォン市場の利益の大半を握っている。

強すぎるがあまり、独占禁止法などでヨーロッパなどで訴訟を起こされている。

時価総額1兆ドル到達2018/8(1位)

時価総額2兆ドル到達2020/5(1位)

※()内は到達した速さの順位

Microsoft

長者番付の世界一に何度も輝いたビル・ゲイツ氏が創業した。

Windowsを開発したメーカーでパソコン用OSのトップシェアを握る。スマートフォン用のOSでは覇権を握れなかったが、ソフトウェアのクラウド戦略で巻き返す。

デバイスでは、Surfaceというブランドをもつ。

Word、ExcelからTeamsまで業務ツールを総合的に担う。クラウドサービスのAzureは世界シェア2位。

時価総額1兆ドル到達2019/4(3位)

時価総額2兆ドル到達2020/5(3位)

サウジアラムコ

サウジアラビアにある世界最大の石油会社。埋蔵量、生産量、輸出量が世界一を誇る。

サウジアラビア政府が大半の株式を保有。OPEC(石油輸出国機構)に強い影響力をもつ。

時価総額1兆ドル到達2019/12(4位)※上場時に約1.8兆ドル

時価総額2兆ドル到達2019/12(2位)


Alphabet

Googleの親会社。検索エンジンの世界トップシェアで動画サービスのYoutubeも所有。

広告事業が主だが、最近は広告事業以外に力を入れている。

直近では、後払いサービスのpringを買収。

時価総額1兆ドル到達2020/4(5位)

時価総額2兆ドル到達2021/11(4位)



Amazon

ECサイトの世界最大手。クラウドサービスのAWSも世界トップ。

時価総額1兆ドル到達2018/9(2位)

Meta(Facebook)

世界最大のコミュニティサイトFacebookを運営。Instagramも買収し傘下に。

Whatsappも傘下。コミュニケーションサービスのトップ企業。

2021年、社名変更し「Meta」へ。意味はメタバース(インターネット上の3D仮想空間)。

時価総額1兆ドル到達2021/6(6位)

Tesla

起業家で有名なイーロン・マスク氏が企業。EVメーカーのトップ企業。

圧倒的にシンプルで先進的なデザインが強み。Model SやModel X,大衆向けのModel 3が有名。

フェイスブックに次ぐ、驚異のスピードで1兆ドル企業へ急成長。

時価総額1兆ドル到達2021/10(7位)

まとめ

GAFAM(Google Apple Facebook Amazon Microsoft)+サウジアラムコ。さらに、今回新たに1兆ドル企業に仲間入りしたTesla。7社の概要とそれぞれの強みについて比較してみました。

サウジアラムコは、圧倒的な資源量をもつオイルメーカーですがそれ以外はすべてIT関連の企業です。

TeslaはEVメーカーですが、ソフトウェアに強みがあるためIT企業の側面を持ちます。

日本では、未だに1兆ドル企業が1つも出ていません。もっとも、時価総額が大きい会社はトヨタ自動車で約35兆円。IT企業では、リクルートHDが約13兆円が最高。

何度も言われていますが、IT分野ではアメリカに周回遅れにされている状況だと言えます。

ただ、株価は常に変動しており、現にMeta株は2022年現在で時価総額が約6000億ドルまで下落を続けている。ここから、回復基調になるのか否か。

今後は、これらの1兆ドル企業を中心とする世界になっていくことになります。その中に日本の企業がないのは非常に残念。今後の7社に注目していきたい。

この記事が何かの参考になったら嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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