【2021】最新決算を読み解く!自動車メーカー3社を徹底比較

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2021年、EV大手テスラの時価総額が日本の自動車メーカーの合計を大きく上回り自動車業界は100年に一度の大変革期が訪れている。トヨタをはじめとする国内メーカーもカーボンニュートラルに向けて、電動化を急速に進めている。

国内の自動車メーカー主要3社の2021年3月期決算がでそろったので、トヨタ自動車、本田技研工業(ホンダ)、日産自動車を見比べていきたい。

決算の概要は以下の通りとなった。

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トヨタ

時価総額 31兆7326億円

売上高 27兆2145億円

営業利益 2兆1977億円

販売台数 764万台

ホンダ

時価総額 6兆1914億円

売上高 13兆1705億円

営業利益 6602億円

販売台数 454万台

日産

時価総額 2兆3450億円

売上高 7兆8626億円

営業利益 ▲1507億円

販売台数 405万台

国内メーカー3社の比較

日本においては、トヨタの1強状態となっている。販売台数売上利益時価総額で2位ホンダの2倍以上の差がついた。

数年前まで、販売台数2位だった日産はゴーン騒動から販売台数の低迷と大幅赤字が続いている。2022年3月期も赤字の予想。

人気車種である軽自動車のN-BoxとコンパクトSUVのヴェゼルをかかえるホンダも利益率でトヨタに大きく水をあけられている。

2021年6月の主力車種の販売台数は、ヤリス(トヨタ)が14,937台、ノート(日産)が7,076台、ヴェゼル(ホンダ)が5,692台となっていてトヨタが圧倒している。

トヨタは売上TOP10のうちの8車種がランクインしていて、まさにトヨタ一強状態。

まとめ

CASE(Connected Automated Shared Electric)の時代でクルマづくりは大きく変化している。

自動車の売上だけで稼ぐ時代が終わりを告げ、シェアリング、自動運転などサブスクリプションなどで収益を上げていかなければならない。

トヨタは、ウーブンシティという未来のまちづくりを推進し自動車業界をリードしている。

ホンダは、世界初の自動運転レベル3のレジェンドを発売するなど電動化、自動運転に力をいれる。

日産は、リーフで培った電動技術をもとに次期EVのアリアなど電動化を進めている。

自動車産業は、日本の主力産業の1つで自動車関連の仕事をする人も多い。トヨタ、ホンダ、日産が互いに切磋琢磨して技術開発を行って世界をリードしてほしいと願う。

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