Grab(グラブ)とは?
皆さん、東南アジアでUberに勝利し、圧倒的なシェアを持っている配車サービスをご存じですか。それが、シンガポール企業のGrab(グラブ)です。スーパーアプリとも呼ばれ、日常生活に欠かせないアプリとなりました。
SVF(ソフトバンクビジョンファンド)から、2億ドル(220億円)超の出資を受けていることでも有名ですね。孫さんって抜け目ない感じですね!
ベトナムでは、伝統的な市場からの配送サービスを開始して加盟店数が100拠点だが、2021年末には10倍になる見通しとなっている。
2021年4月13日、Grabはアルティメーター・グロース(SPAC)と合併することで合意した。グラブの企業価値は約396億ドルとなり、SPACとの合併では過去最大。
※SPAC=特別買収目的会社の略。未公開の会社と合併することを目的として資金調達を行う会社のこと。
シェアオフィス大手のWeWorkも同じくSPACと合併して上場することを公表しています。
そんな、Grab(グラブ)はどのような会社なのか、見ていきましょう!
基本情報
正式名称 :GrabTaxi Holdings Pte Ltd
創業日 :2012年
創業者 :アンソニー・タン
社長(CEO):アンソニー・タン ※2021年4月13日現在
本社 :ミッドビュー/シンガポール
事業内容 :配車サービス業
創業者のアンソニー氏は、マレーシア人で日産自動車の販売店を経営している、裕福な一族に生まれました。
グラブは、マレーシアで創業し、その後シンガポールに移転しています。
現在では、東南アジアに特化して、8か国336都市で展開するサービスへ成長しました。
応用情報
取引所:非上場
コード:—
時価総額ランキング:—
スポット株価:—
配当金:—
時価総額:
配当利回り:—
主要株主:ソフトバンクグループ、滴滴出行
Grabのサービス
- 配車サービス
- デリバリーサービス
- 決済サービス
- チケット予約サービス
- ホテル予約サービス
- 保険
- ギフト
Grabの配車サービス
- Just Grab:近くのタクシーまたは車を配車
- Grab Car:個人の車を配車
- Grab Taxi:タクシーを配車
- Grab Share:ライドシェア(乗り合い)
- Grab Family:子供向けのシートの車
- Grab Car Plus/Premium:高級車
- 6-Seater:6人乗りの車
サービス提供国
- シンガポール
- フィリピン
- マレーシア
- カンボジア
- ミャンマー
- タイ
- インドネシア
- ベトナム
Grab関連のニュース
2020年12月より、ドン・キホーテの海外店舗の配送サービスをGrabが提供することが発表。
最後に
2012年に創業し、米Uberを4年で打ち負かした。Uberの東南アジア事業を買収し、東南アジア最大の配車サービスとなったGrab。
ソフトバンクなどから、多額の資金を調達し急成長してきた。サービスも拡充し、配車から金融、保険、デリバリーなど多数のサービスを展開している。
また、ここまでGrabが成長した理由の1つは、東南アジアの国ごとにサービスを合わせていったことです。平均収入が高い国には車、低い国ではバイクなど利用者のニーズにあったサービスを提供できたことです。
アメリカでは、UberとLyft。中国では、DiDi。東南アジアはGrabが大きく広まっています。しかし、日本では、同様の配車サービスは全く普及していません。
今後、Grabやこれらの企業が日本で配車サービスを普及させていけるのか、注目してきましょう。
この記事が何かの参考になったらうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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