新型コロナのワクチン開発前線
皆さん、こんばんは!残念なことに、日に日に、感染者が増加して落ち着いたと思われていた新型コロナが再び息を吹き返しています。特に感染が多いのが北海道。札幌だけで東京全体を上回る感染を出している日もあります。
これは、Go Toドラベル事業などで人々が外出する機会が増えたことや、危機意識が徐々に薄れてきたこと。また、季節柄、気温の低下、乾燥が原因ともいわれています。
死亡者も増加しており、ワクチンの開発は急務となっている。
現在、新型コロナの治療は主に「抗ウイルス薬」というもので行われています。これは、インフルエンザやエボラなどの他の病気に対する治療薬を新型コロナの治療に転用するという方法です。
- レムデシビル(ギリアド・サイエンシズ)
- デキサメタゾン(日医工)
- アビガン(富士フイルム)
現在の有力なワクチン開発会社
最も注目すべき2社
- Pfizer(ファイザー)/アメリカ
- BioNTech(ビオンテック)/ドイツ
その他の開発会社
- AstraZeneca(アストラゼネカ)/イギリス
- Eli Lilly(イーライ・リリー)/アメリカ
- GSK(グラクソ・スミスクライン)
- Sanofi(サノフィ)/フランス
- J&J(ジョンソン・エンド・ジョンソン)/アメリカ
- Novavax(ノババックス)/アメリカ
- Merck(メルク)/アメリカ
- Moderna(モデルナ)/アメリカ
ファイザーのワクチンの効果
11月9日、アメリカの大手製薬会社のファイザー、ドイツのバイオ製薬会社ビオンテックが共同開発している、新型コロナワクチンの治験結果を発表した。
結果は、なんと「90%を超える有効性が確認された」という予想を超えるものだった。
両社が共同開発している、治療薬「BNT162b2」は9割に人に感染を防止することができたと発表した。このワクチンは、ウイルスの遺伝子コードの一部を注射することで、人間の免疫システムを訓練するという今までになかった方法。
データ検証が終わり次第、まもなく米FDA(食品医薬品局)に緊急使用許可を申請する予定だ。
ファイザーは年末までに5000万回分、2021年末までには13億回分のワクチンを供給できると予想している。
最後に
新型コロナは、私たちの生活をたった1年で激変させてしまいました。外出自粛、東京オリンピックの延期、リストラ、ボーナスカットなどさまざまな悪影響を及ぼしています。
多くの不安からか、自殺者も前年とくらべて大幅に増加しているそうです。
このような状況を変えるには、ワクチンの開発が不可欠です。しかし、ワクチンの開発というのは通常5年から10年もの時間がかかるものです。
なぜなら、薬にはさまざま副作用があり、多くの治験を行い、副作用を洗い出す必要があるため慎重にならなければいけません。
今回のファイザーのワクチンは非常に魅力的ですが、検証が不十分ではないかという声もあるので楽観視はできません。
しかし、医療は日々進化しています。安全性が確認されてワクチンが普及し、世界の人々が安心して暮らせる世の中になってほしいですね。
この記事が何かの参考になったらうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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