M&Aとは?
皆さん、こんばんは!最近、よくニュースで出てくるM&Aって知ってますか?M&A(Mergers and Acquisitions)の略で、企業の買収や合併のことを言います。
買収・合併の違いとは?
買収と合併について一言で表すと、買収とは、株式を買い取って経営権をとること。合併とは、2つ以上の会社を1つにまとめることです。
最近、日本では積極的にM&Aが行われています。
2019年の有名なM&A
- アサヒがオーストラリアのビール大手グループを買収。買収額1兆2096億円。
- ソフトバンクがLINEを買収。買収額1兆1806億円。
- ソフトバンクがヤフー(現Zホールディングス)を買収。買収額4564億円。
- ヤフーがZOZOを買収。買収額4007億円。
日本企業で最もM&Aに積極的なのは、孫正義会長率いるソフトバンクグループですね。メディアにもたびたび出てくるので知っている方も多いですね。
なぜM&Aを行う企業が増えたのか?
近年、日本でM&Aが多く行われている理由としては、次の理由が挙げられます。
1.競争の激化によって、企業は「選択と集中」が求められている。
現代では、企業の競争相手は日本企業だけではありません。世界中の企業と競争する必要があります。そのためには、稼げる事業に集中する必要があります。集中することで、自社の強みを生かして競争力を高めることが出来るのです。
2.中小企業の後継者不足が非常に問題となっている。
日本の中小企業を対象に行った調査では、中小企業のうち、およそ50%が後継者がいないという結果が出ています。後継者不足は非常に深刻で、黒字廃業といったことも実際に起きています。
M&Aのメリット
買う側のメリット
- 事業拡大
- 時間短縮
- ノウハウの吸収
- 特許やライセンスの取得
売る側のメリット
- 事業継承
- キャッシュフローの改善(資金援助)
M&Aのデメリット
買う側のデメリット
- 買収した企業の従業員との人間関係
- 簿外債務や隠れ借金やなどの発覚
売る側のデメリット
- 従業員のリストラ
- 企業文化の変化
最後に
欧米では、もともとM&Aは数多く行われていましたが、日本でも主流になってきました。今後、ニュースでM&Aについて知ったときは、これらの知識があった方がニュースがもっと面白くなります。
今後は、M&A、買収、合併というキーワードに注目して、ニュースや新聞などを見るようにしましょう。
この記事が何かの参考になったらうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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