Pfizer(ファイザー)とは?
新型コロナウイルスのワクチン承認で注目されている、米大手製薬会社、ファイザーについて見ていく。
英政府は2日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発している新型コロナウイルスのワクチンについて、国として世界で初めて広範な使用を承認した。
引用:https://www.bbc.com/japanese/55155846
2019年製薬会社売上高、世界2位の会社であり、新型コロナウイルスのワクチンでは、ドイツのビオンテックと共同開発を行っている。
ファイザーは、2021年のワクチンの売り上げが2兆8000億円になる見通しだと発表した。1年間で16億回分のワクチンを供給する。
12月12日、新型の変異株「オミクロン株」に対するファイザー製のワクチン効果は、32分の1に減少するというデータが香港大学などの調査で明らかにされた。
日本では、新たに5歳〜11歳にワクチン接種を特例承認した。3月以降に開始される。
そんな、Pfizer(ファイザー)はどのような会社なのか、見ていきましょう!
基本情報
正式名称 :Pfizer Inc.
創業日 :1849年
創業者 :Charles Pfizer(チャールズ・ファイザー)
社長(CEO):アルバート・ブーラ ※2022年1月21日現在
本社 :ニューヨーク/アメリカ
事業内容 :製薬業
応用情報
取引所:ニューヨーク証券取引所(NYSE)/ロンドン証券取引所(LSE)
コード:PFE/PFZ
主要株主:—
新型コロナのワクチンについておさらい
現在の治療法
現在、新型コロナの治療は主に「抗ウイルス薬」というもので行われている。これは、インフルエンザやエボラなどの他の病気に対する治療薬を新型コロナの治療に転用するという方法。
- レムデシビル(ギリアド・サイエンシズ)
- デキサメタゾン(日医工)
- アビガン(富士フイルム)
ワクチンの開発
- Moderna(モデルナ)/アメリカ
- AstraZeneca(アストラゼネカ)/イギリス
- Eli Lilly(イーライ・リリー)/アメリカ
- GSK(グラクソ・スミスクライン)
- Sanofi(サノフィ)/フランス
- J&J(ジョンソン・エンド・ジョンソン)/アメリカ
- Novavax(ノババックス)/アメリカ
- Merck(メルク)/アメリカ
世界中の会社が新型コロナのワクチンの研究開発を行っています。
その中でも、ファイザー、モデルナのワクチンが有効性が高いとの治験結果が出ています。
ファイザーのワクチン
11月9日、アメリカの大手製薬会社のファイザー、ドイツのバイオ製薬会社ビオンテックが共同開発している、新型コロナワクチンの治験結果を発表した。
結果は、なんと「90%を超える有効性が確認された」という予想を超えるものだった。
両社が共同開発している、治療薬「BNT162b2」は9割に人に感染を防止することができたと発表した。このワクチンは、ウイルスの遺伝子コードの一部を注射することで、人間の免疫システムを訓練するという今までになかった方法。
ファイザーは年末までに5000万回分、2021年末までには13億回分のワクチンを供給できると予想。
-70度の超低温で保管する必要があり、モデルナ製に比べ管理が難しいという特徴がある。
新型コロナの飲み薬「パクスロビド」
ファイザーが開発を行っているパクスロビドは、新型コロナ向け治療薬のニルマトレルビルとHIV治療薬のリトナビルを併用するもの。
臨床治験では、高い結果を示していて重症度の高い患者に投与を行ったところ、入院や死亡のリスクを88%減少させた。
すでに、日本やアメリカ、フランスなどがパクスロビドを発注している。
ファイザー関連のニュース
2021年2月、厚生労働省はファイザーとビオンテックが開発した新型コロナワクチンを特例承認すると発表した。まずは、医療従事者の接種が開始される。政府は、1億4400万回分のワクチンの供給契約を結んでいる。
2021年9月、ファイザーは5歳から11歳についてワクチン接種の治験を行った結果、成人の3分の1の量で有効性が確認できたと公表した。副反応についても、成人と同等の結果となった。
最後に
新型コロナは、私たちの生活をたった1年で激変させてしまった。外出自粛、東京オリンピックの延期、リストラ、ボーナスカットなどさまざまな悪影響を及ぼした。
これからも、ワクチンのニュースには注目していこう。
この記事が何かの参考になったらうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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