Ant Group(アントグループ)とは?
皆さん、こんばんは!今回は、フィンテックで世界最大手といわれ、中国のEC大手のアリババグループのアントを研究していきます。
同社の評価額は22兆円とされていて、IPO(新規株式公開)の申請を行いました。成立すれば世界最大のIPOとなる予定でした。
しかし、11月3日、突如として中国当局によってIPOの中止が発表されたのです。理由としては、さまざまな事が考えられていますが、アントに対する政府の懸念があったというのが有力な説です。
中国当局は、アントに規制が厳しくなる、金融持株会社になるように要求。その後、米フィデリティはAntの評価額を約16兆円と評価を大幅に減少させた。
Antは、中国市場でヴァンガードと共同でロボアドバイザー事業を行うことを計画していると報道された。
そんな、Ant Group(アントグループ)はどのような会社なのか、見ていきましょう!
基本情報
正式名称 :蚂蚁金服集团
創業日 :2014年
創業者 :馬 雲(ジャック・マー)
社長(CEO):井贤栋 ※2021年5月12日現在
本社 :杭州市/中国
事業内容 :金融業
応用情報
取引所:非上場
コード:—
時価総額ランキング:—
スポット株価:—
配当金:—
配当利回り:—
主要株主:ジャック・マー/アリババ
Antの事業内容
アントの事業として、最も有名なのがスマートフォン決済の支付宝 Alipay(アリペイ)だろう。すでに、決済にとどまらず、保険、投資、融資から各種支払、レストラン予約まで行うことができる「スーパーアプリ」と言われている。
また、Alipayの決済データなどから個人のデータを分析し、その人に合った金利、手数料などの優遇を行ったりできる信用情報サービスの芝麻信用(セサミクレジット)というサービスも行っている。
スマホ決済から、預金、投資、融資、保険などの様々なサービスを手掛けている。
最後に
スマートフォン決済サービスのAlipayをはじめ、信用情報サービスのセサミクレジット、マイバンクなど様々なサービスを手掛ける会社へ急成長しました。
同社の評価額は、アメリカの大手金融会社ゴールドマンサックスグループをはるかに超えています。金融に時代の流れがきているということでしょうか。
創業からわずか6年で評価額が日本のトヨタとほぼ同じになりました。
日本は、フィンテックの分野においても非常に遅れているといわざるを得ません。非現金決済はいまだに普及したとは言えませんし、信用サービスなども遅れています。
だだ、急成長してきたアントにとってIPOの中止は痛手となることは間違いありません。IPOという大きなイベントが突然中止になるのは、信用が大きく損なわれるからです。
最近になって、アリババ、テンセントなどのIT大手に対しての中国当局の規制が厳しくなっているのは明らかです。この逆境をうまく乗り越えられるでしょうか。
アントグループの成長に見習って、日本も追いつくために努力が必要ですね。
この記事が何かの参考になったらうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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