Nidec(日本電産)とは?
皆さん、こんばんは!日本電産という会社をご存じでしょうか。最近、日産の元副社長の関 潤氏を社長に就任させると会見で発表してニュースにも載りました。EV用の小型モーターを作っていて、世界有数のシェアを持っています。
「ピンチをチャンスに変える」コロナショックを飛躍の好機ととらえると発表したのが、会長の永守氏です。
日本電産の今後の成長の鍵となるのが「トラクションモーターシステム」と呼ばれるもの。モーター、半導体、ギアで構成される。
2月5日、三菱重工から、三菱工作機械を買収したと発表した。三菱工作機械は、トラクションモーターに使われる、ギアに関するノウハウがありグローバルな製造拠点も保有している。
日本電産は、トラクションモーターで世界シェアトップを目指し、2030年の売上高10兆円を目指す。
4月22日、関社長がCEO職に昇格することを発表した。永守氏は会長に留まる。しかし、半導体不足が深刻な問題となっており、今後の業績にどう影響を与えるのか注目。
一部報道で日本電産が韓国自動車部品メーカー大手のハノンシステムズを買収しようと試みていることが明らかになった。予想額は最大7700億円。
そんな、日本電産はどのような会社なのか見ていきましょう!
基本情報
正式名称:日本電産株式会社
創業日 :1973年
創業者 :永守 重信 (ながもり しげのぶ)
社長(CEO):関 潤(せき じゅん)※2021年8月16日現在
本社 :京都府/日本
事業内容:製造業
日本電産は、現会長の永守氏が一代で築いた会社。年間収益が1兆円を越える会社を一代でつくるということは、本当にすごいこと。しかし、同社は長年にわたり永守会長の後継者問題に悩まされている。
「2030年に売上高10兆円」という高い目標を立てているが、呉氏や吉本氏などが後継者候補となったものの永守会長の思い描いた成果は出せなかった。
応用情報
取引所:東京証券取引所
コード:6594
時価総額ランキング:—
主要株主:永守 重信
日本電産の特徴
天才経営者、永守会長のもとM&A(企業の買収・合併)を積極的に行い、拡大を続けた。
もともとは、HDDなどの小型モーターがメインだったが、今では様々な企業を買収し、多くの製品のモーターを製造する、総合モーターメーカーへ成長。
EV(電気自動車)のモーターを次の成長の柱にすることを目標に多額の投資を行っている。
最後に
社長に日産自動車の元副社長を招き入れ、2030年に売上高10兆円という目標へ向けて走り出す日本電産。日産での経験を活かし、車載モーターのシェア拡大を進めていく。
欧州のセルビアに「日本電産村」を作ると発表し、トラクションモーター製造拠点になる見通しです。2022年から生産を開始する予定で設備投資は2000億円にのぼるとされる。
後継者となる関氏は永守会長の期待に応えられるのか。今後に期待してきたい。
この記事が何かの参考になったらうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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