「世界的な半導体不足」と連日ニュースで報じられています。これは、半導体の需要が増えて、供給が追いついていないことが原因です。
自動車やスマートフォンなど、私たちの生活のあらゆるモノに半導体は使われています。
日本は、半導体の国際競争力はあまりありません。しかし、「半導体をつくる装置をつくる」の国際競争力は非常に高くなっている。
東京エレクトロンは、半導体製造装置(半導体をつくる装置)で世界的に高いシェアをもつ会社です。
日本の製造業の平均的な営業利益率は、約4%。それに対して、東京エレクトロンは22.9%と驚異的な数字。
そんな、東京エレクトロンはどのような会社なのか、見ていきましょう!
基本情報
正式名称 :東京エレクトロン株式会社/Tokyo Electron Ltd.
創業日 :1963年
創業者 :久保徳雄・小髙敏夫
社長(CEO):河合 利樹(かわい としき)※2021年5月16日現在
本社 :東京都/日本
事業内容 :半導体製造装置
総合商社出身の創業者が東京放送(TBS)から出資を受けて設立した会社。
応用情報
取引所:東京証券取引所(TSE)
コード:8035
主要株主:—
半導体とは?
半導体とは、本来は絶縁体と導体の両方の性質をもつことを意味します。現在では、ダイオードなどを集積化したIC(集積回路)などを含めて「半導体」と呼ばれています。
私たちが使うスマートフォンには、約40億個ものトランジスタが使われていて半導体に集積されている。
半導体は、技術の進化とともに微細化され、現在は数ナノメートル(1ミリの1/1000000)というウイルスより小さいサイズ。
この数ナノメートルの半導体製造には、超高性能の製造装置が不可欠となります。東京エレクトロンの装置は世界で活躍しています。
最後に
東京エレクトロンは、世界第4位の半導体製造装置メーカー。
最新の決算では、半導体の需要増加を受けて過去最高の売上となった。研究開発費も過去最高額で次世代技術へ投資をつづけている。
半導体製造装置は、日本の高い技術をいかせる分野。今後も需要にあわせて業績を拡大していくことが見込まる。
今後も、東京エレクトロンをはじめ「半導体製造装置」をつくる会社に注目してきましょう!
この記事が何かの参考になったら嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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